Blog Start All Over

京都でリモートワークしながらプロジェクトマネージャやディレクターをやっています。

カテゴリ : ブログ


2020.8.12 note はやめて Substackをメインにすることにしました

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noteの方であまりまとまっていない考えのアウトプットを始めています。




今のところは「◯◯とニューノーマル」シリーズとなっております。


note はパブリッシングプラットフォーム後発ということもあって、ツールとしてはまだまだ60点くらいだと思うんですが、マーケティングがうまく行ってネットワーク効果が働いているので無視することはできないプラットフォームになっています。



個人的には Medium がもう少し日本語テキストの見せ方をいい感じにするか自分で調整できるようにしてくれれば サービスコンセプト的には Medium が好きなんですが。。




いま時点の note は長年に渡ってインターネッツ上で世界の誰かから参照されるかもしれない知恵を、蓄積するプラットフォームには向いていないでしょう。また、喧々諤々の議論やディスカッションの発火点になることはあっても「オシャレスッキリを邪魔するケンカ(じゃないんだけど)は他所でやってくれ」という雰囲気を感じます。

一方で、個人の思いや考えを聞いてもらう(共感してもらう)にはよくできていて、その先の「金の匂いがあまりしないマネタイズ」への導線も良くできています。

ということで、自分は note をポエム的に使ってみることにします。
向こうに何かがあったら、記事はこちらに引っ越してきます(手作業で)

この記事の読了時間:5分
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今年は会社のオウンドメディアで記事を発表する機会が多く、またメディアで複数のブログ(プラットフォーム)に検証がてら手を出しはじめた1年でした。

そこで、このエントリーでは2016年の公私両方のネット上に公開された「書き仕事」をまとめながら振り返りつつ、1エントリー分稼ごうと思います(笑)


ライブドアブログ本店


一時期は年間30本くらい書いていたこのブログも今年書いた記事は2本だけ。
しかも一本はただのシートw


観る専サカヲタとカタルシス(祝・レスター優勝) : Blog Start All Over

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シン・ゴジラを語る会用の自己紹介シート : Blog Start All Over


それでも、ライブドアブログがある限りはここを本店とするつもりです。



遅れてやってきた社員ブログ


スタッフブログブームから10年、超いまさらではあるのですが会社でディレクターブログが始まりました。自分はディレクターブログは過去にもう十分やっていたのと、同僚たちがロングフォームでこってりと書きがちなので、文字が出てこないブログシリーズというのをやってみました。

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カメラ大好きロフトワーク 〜 YOSANO 合宿編 : ATOMS by Loftwork


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或る日の京都オフィス : ATOMS by Loftwork


カメラ大好きな会社で、イベントで撮った写真は全部、共有アカウントのFlickrやGoogle Photo にアーカイブされているからできる芸当。同じ写真でもテーマや並べる順番で伝わることが変わってくるので結構面白い。本当は、2列・3列とか並べ方にもこだわりたいんだけど、このブログはその辺の表現の幅がまだそんなにないのが難点。

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“オープンイノベーション” と言うは易く : ATOMS by Loftwork


ただこれだけでは社内で「ネタの人」呼ばわりされそうなので真面目なエッセイもひとつ書きました。自分のアイデンティティと紐付けて書くのは照れくさいビジネス系の言いたいことや業務のポジショントークを書いて発表したいときに、選択肢として会社のブログがあるのは便利。



本業のMTRL KYOTO ブログ


昨年末からコワーキング&イベントスペースの事業をやっている(=オウンドメディアを持っている)のでそこで書く機会が多い1年でした。おもにがっつりと書くのはイベントレポートです。


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京都の路地の放射線量マップが完成! 「知る」「つくる」「アクションする」 Safecast ワークショップレポート 【前編】
/ 【後編】

年間140本のイベントを行っていたりする場所なので、すべてにレポートを書くわけではないのですが、自分が企画したイベント、ユニークで尊敬できる人たちと行ったイベントのレポートについてはちゃんとアーカイブしようとしています。

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京都からサンフランシスコへ!DOKIDOKI+MTRL流スタートアップ寺子屋 「春のドキドキ祭り」イベントレポート | MTRL KYOTO


「春のドキドキ祭り」は連続起業家の井口さんと企画した真面目で熱血な実験的ワークショップ。運営に人員が割けず司会兼カメラマンで慌ただしく録音もしていなかった中、さてレポートどうするかあ、と困ったのですが、参加したスタッフが撮っていたメモからいい感じのフレーズを抜き出して blockquote タグで囲んで挿入することで時間をなぞるベターっとしたレポートにならないリズムと緊迫感を出してみました。

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マンガソン – 漫画好きクリエイターたちが大いに読み大いに語る!イベントレポート | MTRL KYOTO


逆に遊びの要素が満載だった実験的イベントが「マンガソン」。コンセプトからルールからいろいろ飛ばしすぎて、実際のイベントでも価値を伝えきることができなかったので「あれはいったい何だったのだろう?」と幻にならないようにレポート記事をいっそう頑張りました。

俯瞰してみたときのテキストと画像のバランスはいつも気をつけるのですが、より細かく写真を並べる頻度とかリズムとか、コールアンドレスポンスとか、上げる所落とす所、などなど、長いコンテンツだけどリズムよく読むことができて、マンガソンってなんかよくわからないけど面白そうやん、と思ってもらえるように頑張りました。

2016年公私すべてで自分がいちばん工夫した企画が「マンガソン」です。それでいいのか(笑)

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CEATEC JAPAN 2016レポート 会場で活躍する”マテリアル”たち | MTRL(マテリアル)


こちらは出張でCEATECに行った時に、意外に速報レポートがネット上に少なかったので「これはチャンス!」と思って徹夜してCEATECが終わる前に書いた記事。おかげ様で結構(見てほしい人たちに)読んでもらうことができました。誰に頼まれたわけではないんだけど、こういう時に頑張ってしまうのはブロガーの性ですね。


これらオウンドメディアでのレポート記事の場合、自分はアサインされたライターではなく、企画・主催者であり、写真もだいたい自分(たち)で撮っているので「オリジナルコンテンツ」の純度が極限まで高いことが自慢です。

あとMTRL KYOTOは、テキストの大きさ・行間、写真を並べたときのマージンなどなどブログ面の細かいUIが自分たちが心地よいところに最適化されている、かつ、何かしたくなったらベタでHTMLが書けるようにしているので、表現の上でのストレスがないのも良いところです。


一方で、編集視点がはいっていないので独りよがりになってしまうのは悩みどころなんですが。



取材された記事たち


ところで、本業でユニークな事業を行っていたのでいくつか取材をうけることもありました。

workmill
「ズルい街」京都を通して考える、これからの働き方 | WORK MILL

「MTRL KYOTO」がもたらす、「働く場所」の柔軟性と多様性 | WORK MILL

京都発!伝統とテクノロジー、そしてクリエイティブのハブに。MTRL KYOTO(マテリアル京都)の挑戦 | CAREER HACK

「コンテキスト」と「素材」に着目したクリエイティブ・スペース

クリエイティブのことは正直今もよくわからないのですが、「働き方」「京都であること」に関してはめんどくさいおじさ、もとい一家言あるのでいろいろ語って取材のたびにライターの方を困らせ続けています(笑)



LINE BLOG は鮮度が命


閑話休題。

秋にLINEの BLOGなるプラットフォームが発表されました。
メディアとしてのLINEにはぜんぜん馴染めていない自分は、当初おもわずこんなコメントをしちゃって★をいっぱいもらい困惑するという体験をしてしまったのですが、

ラインブログは「スマホでしか書けない」のならということで、趣味のカメラの「撮って出しブログ」として捉えて幾つか記事を書いてみました。前述のテキストなしブログの延長ですね。


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shoot in the dark - 定点観測12年目 - Powered by LINE


line2
shoot in the dark - 養老天命反転地 - Powered by LINE


旅行先のカメラで撮った写真を使って移動中の電車でサクッと書いて公開してしまう、というのはやってみるとなかなか面白い体験でした。これを持って帰ってPCでやろうとすると「写真を選ぶ」「Lightroomで加工する」「ネットで調べた付加情報を足そうとする」「なんかいいこと言おうとする」うちに1記事に2時間とかかかっていたところが、ものの10分ほどでその場で公開できてしまう爽快感。

その昔もモブログなんてのがあったけど、ちゃんとしたカメラで撮った写真をそれなりにイマーシブに見せられるようになった2016年とは品質的に隔世の感があります。

line3
shoot in the dark - OASIS の映画『SUPERSONIC』を見てきた - Powered by LINE


別の使い方としては映画の感想ブログ。帰りのカフェで書いて出し切りました。これもPCの前に座ったらもっとこねくり回していたことでしょう。

LINE BLOGは他のプラットフォームとキレイに使い分けできてリアルな生活にもメリハリを与えてくれそう。撮って出しブログとして使ってみての感想とか要望とかはまた別の記事で書けたら書きます。



キリッと Medium 支店


今年はライブドアブログの本店がありながらもMediumに浮気してみました。

今のところ、Medium は記事単体を独立して立たせたい場合に使うといいのかなと思っています。本店のライブドアブログだと読者は「この記事でこんなこと言ってるこのブロガーは他ではこういう記事も書いている」とか「ラーメン好きで元ライブドアの人のブログ」とかいう意識がはたらきがちですので、「記事の中身を読んでほしい」「人格は二の次でいい」みたいなキリッとした内容の場合はMediumで書くと頭良さそうに見えるんじゃないかと(笑)

Mediumはデザインがシンプルで読むことに集中できて、、、と言われていますが、まずはディスプレイ広告の有無の差はあると思うんです。はてなブログがどんだけスッキリしたと言っても広告があると厳密には気が散ります。

で、書いた記事はこちらの長文2本。

medium2
男子不惑にしていまさら迷う 〜はぐれディレクター旅情派 – Medium


こちらは今流行のポエム(的自分語り)。Response の正しい使い方がよくわかっていない。

medium1
「誰が音楽をタダにした?」を読んでインターネットのことを考えた [前編] – Medium


こちらは画像はほとんど使わずテキスト直球勝負。h3見出しすらない中で、自分の伝えたいことをどう構成するのかを考えるのをマゾ的に楽しみました。ただ渾身のテーマがないと手を付ける気になれないのでMediumは年に数本かなあ。

あと、Meduim初心者なので記事URLが日本語になってしまって後悔してます。次からは短いURLにします。



まとめ


ということで、ことしの自分のブログ記事の傾向としては

『ロングフォームとシンプルな"型"設定の二極化』
『画像とテキストで記事面をデザインする』
『限定された状況・環境で書く面白さを発見』

こんな特徴があった1年でした。枯れたメディアのブログと言えど10年前と比べるとちゃんと進化しているのに改めて胸が熱くなります。

一方で、SNS越しに(散り散りになった)元同僚がネットメディア編集部で活躍しているのを見るにつけ

『編集の不在。編集されてみたい。もしくはする側もたまには。』

という課題と言うか物足りなさもありますが。

そんなこんなで、自分はプロのライター・編集者ではないのですが、書くことも大好きないち企画・設計者としてネット(だけではない)メディア・プラットフォームを改めて考えてみたいと思った2016年末なのでした。


本年もお付き合いいただきありがとうございました。

みなさんも良いお年を!


この記事の読了時間:8分
21st
30代も半ばを過ぎて今さらなんですが、美術館や博物館にぶらりと一人で行くことが増えてきました。

アートなんて(大衆音楽としてのロック以外は)よくわからない芸術オンチがなんでまた、と最初は自分でも不思議だったのですが、どうやらアートそのものよりも作品を体験するために何らかの意図を持って作られた空間に身を委ねることが楽しくなってきたみたいです。

館内の導線とかデッドスペースとか光の具合とか空気の湿り具合とか臭いとか、マンション暮らしと都会のオフィス勤めからはかけ離れた非常的な空間。設計者の意のままに操られてみるもよし、自分なりのスイートスポットを探すもよし。普段とは違う感覚を研ぎ澄ましてだだっ広い空間に入り込んでただ彷徨うのがいいんです。

わかりやすい例が東京国立博物館でやる「法隆寺展」とか「東寺展」など。自分は京都に住んでいるから東寺の仏像はよっぽど秘蔵のものでない限り割とすぐ見に行けるし実際見ているんですが、1000年以上安置されてきた木造の仏教建築物「ではない」空間で仏像たちががどういうプロデュースをされてどういう鑑賞体験ができるのかに興味があって博物館に足を運びます。

20代のころから禅寺の庭園をぼーっと見るのが好きなんですが美術館や博物館もこれに近い感覚。庭を味わっている時にもいちいち「この石は●●産で」とか「作庭者が●才の時の感情が」とか考えていません。

中身(作品)ももちろん大事なんですが、今は館や展示や部屋全体の「没入体験」させる空気作りの方に関心があります。今さらですが皆さんもそうやって楽しんでいたんですね(笑)
(だから見た作品名とかほとんど覚えていないません。そして絶対団体行動できないのでひとりで行ったほうがよさそうw)


イマーシブジャーナリズム

さて、前置きが長くなりましたがこの記事の本題は実は「ウェブメディアのトレンド」でございます。

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この記事の読了時間:3分
01
2011年初頭にブログの会社に転職したのだからちゃんとを継続してブログを書こう!と思い立ってから、自分のペースで書きたいことを書くブログ生活を続けてまる3年が経ちました。

ブログの規模としてのページビューは昨月久しぶりに1万/月を超えました。これは、ヤフー砲の洗礼を受けた13年2月(4万5千PV)とLINE退職エントリを書いた13年5月(1万2千PV)以来。

広告も貼っていないしPVなんて気にしないよん、なんて嘯いていても、地道な記事の蓄積で少しずつ地力が伸びてきていることはやっぱりうれしいものですね。

ところでこのブログに書いている記事は大きく2種類、

●思考型:近況報告、日記、まれにポエム
ソーシャルメディア、Webサービス、ワークライフバランス系が多い

都会でも田舎でもない、"ほどほどパラダイス"地方都市の可能性
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/6740663.html
はぐれディレクター旅情派 〜ノマドなワークスタイルに向いた人とは
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/2677035.html
(雑感)1,000ブクマ超えたから、七月二十一日は私のブログ記念日。
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/3960538.html

●情報型:インターネッツの集合知のためにOpen&Shareしている記事。
Web系、音楽系、ノマドライフハック系が多い

自費出張の強い味方!近未来型カプセルホテル「FIRST CABIN 秋葉原」に泊まってみた
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/6664174.html
イー・モバイル Nexus5 (EM01L) をMNP一括0円で購入
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/7051170.html
あのMarshallのインナーイヤー型ヘッドフォンはサウンドもしっかりマーシャルだった
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/3508327.html

に分けられるのですが、月間1万PVの大半、約70%は「情報型」の数記事によるものです。

circle

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この記事の読了時間:4分
ld_directors
さる2013年12月19日に「LINEディレクターブログ」が更新終了宣言のエントリーを公開しました。

社名は途中で変わってしまったけど、ほとんどの読者やOBにとっては「livedoor ディレクターブログ」として、社長でも広報でもない、中の人が情報発信するオウンドメディア(なんて気張ったコトバは当時なく)のさきがけとして親しまれたブログでした。

僕はライブドア在職時代、このブログ向けに記事を書いて他所の会社ではできない一喜一憂をさせてもらっただけではなく、2011年11月からLINEを退職する今年の5月までの1年半ほどは、ディレクターブログ編集部の一員として運営の内側からこのブログに関わることができました。

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