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日本からは直行便がないので行くまでが大変だけど、風光明媚で温暖でフレンドリーで西欧にしては物価も安いといういいことづくしの国、ポルトガルの首都リスボンにあのAFURIがあります。



AFURI といえば、恵比寿店と雨降山・大山を頂く創業地のZund Barのイメージが強いですが、トーキョーの中心地ばかりにこんなに増えてるんですね。

さてAFURIリスボン店の場所は観光地バイシャ地区。リスボンらしい起伏の大きい狭い石畳のお店の前をリスボン名物のトラムが通るのが素敵。優雅に麺ジョイできます。

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アルファベットと漢字のロゴの二種類。

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店内は普通にCozyで空間の多いレストラン。おひとりさま客も多いので気恥ずかしさはありません。

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メニュー。日本人から見たらラーメン店だけど現地ではRAMEN というものが食べられる日本食レストラン。日本食(風)のメニューが豊富です。

ポルトガルのつけ麺がどうアレンジされているのかいないのか気になるところではありましたがらまずはAFURIと言えば、のYuzu sio ramen 12€をオーダーしました。もちろん券売機はないのでフレンドリーな接客のお店のお姉さんに。

トッピングとかカスタマイズは訊かれなかったのでデフォルトで。

付きだし(有料)は鯵の南蛮漬け。普通に好物。こんなありふれた日本のおかずが食べられるなんて不意を付かれた感じだけど、そうか南蛮漬けだからポルトガル由来なのね。

金曜の13時頃で4組くらいなので余裕の有りそうな営業。ほどなく着丼。それでは食べてみます。

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スープは柚子のフレーバーがけっこうしっかり出てます。仄かなのニュアンスを楽しむというのは日本人向けなので、シトラスの味がするdashi-soup というわかりやすさで来ている感じ。油分は控えめなのは好き。ジャポネから来たラーメンフリーク的には温度がぬるめなのは気になりましたが、ラーメンというものが初めての人には問題ないでしょう。

麺は日本の阿夫利とは違う細めのやや縮れ麺。中華麺というより全粒粉麺。のどごしが適度にあってスルスルと美味しい。

チャーシューはややパサ。もたれず最後までいける。細めに切られたメンマと半熟煮玉子はバッチリ。日本のとなんら遜色なし。

一見して気になったグリーンリーフのような葉物。現地ではちょどいいネギが手に入りにくいのか、リスボンっ子の趣味に合わせたのかは不明。食感は良かったけど、暖かスープに浸っている違和感はちょっとありました。

ということで全体としては美味しくいただきました。リスボン向けに工夫されたものなので日本のafuriと比べてはいけませんが、日本にこういうラーメンを出す店があっても違和感ないです。

「ニホンっぽい」派手なプレゼンテーションがうけて求められがちな海外でこれだけシンプルにまとめたところはさすが阿夫利の美意識が感じられました。



さて、、阿夫利に限らず日本のラーメン屋だとサクッと食べてサクッと出るのですが、歩き疲れた昼下がりで快適な店内にもう少しゆっくりしたかったのでデザートを頼んでみました。

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4つくらいあったうちの一つ、RICE PANNA COTTA。

あまり甘くない柿のスライスがしっかりこってりのパンナコッタにいい按配。緑はシソで酸っぱくしてあって安易に抹茶とかではなくて良いです。キナコは味的にははなくていいかな。絵的なあしらいだろうけど。

自分がパンナコッタずきなのもあるけど、AFURIに来てラーメンよりもパンナコッタの方におお!ってなっちゃいました(笑)



米国やロンドンなどでは空前のRAMENブームらしいですが、もともと日本食店の多い街に溶け込んでいるリスボンのAFURI。日本の阿夫利のファンはもちろん温かいダシスープが恋しくなった時はぜひ訪れてみてください。





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