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(Photo: 20140602_全員ブレスト by loftwork)

2010年の12月に始めて以来最長の3ヶ月更新なし。もうブロガーとは言えないくらい時間が空いてしまいました。

さて、その間何をしているのか、と言うと、オシゴトをしていました(笑)

ロフトワークに入って1年と2ヶ月がたちました。初めての京都勤務、正社員だけど週4日勤務ということでロフトワークのお仕事もサイドプロジェクトもあります。

そこそこ忙しくも自由にいろいろやっているのですが、旧知の友だちからは「ロフトワークに入って何してるの?」と言われることも多いので、ここでは棚卸しも兼ねてこの1年2ヶ月間の僕の仕事風景を写真でご紹介します。

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これまで縁もゆかりもなかった岡山で最初にやってみたことは街を歩いて知ることでした。

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前々職の後輩につないでもらった京都リサーチパーク町家スタジオにお邪魔したことがこの先のいろいろなご縁につながるとはこの時は知らず。

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入社してすぐに前職と故郷のご縁で福井のハッカソンに審査員として呼んでいただきました。

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仏光寺の境内でお茶を淹れていただきながらの豊かなトーク。このご縁も素敵なお仕事につながりました。

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入社3ヶ月で趣味100%のローカルメディアのイベントを企画。ライブドア時代のご縁も活かすことができました。
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京都オフィスによる同業者&クリエイター感謝祭「ウォッカソン」を実施。遊んでいるようですがこれもコミュニティづくりの一環!

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母校での仕事は、エッジの効いた研究者の方々を徹底取材するメディアづくり

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町家でゆるーくプレゼンをしたり

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同僚と奈良に押しかけて、クリエイティブイントロデューサーの先輩のお話を拝聴したり

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そして、ショーガと唐辛子を刻んで油のワークショップ

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真っ暗な嵐山渡月橋そばでワンコとお花見

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企画力と提案力をつけよう!Facetime越しに渋谷にいるディレクター6人とブレストの図

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3月には故郷の福井のWeb制作者向けイベントでWeb以外の話をしました

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週4の会社員なので徹夜で確定申告をつくります><

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京都の和菓子ユニットと京大の先生とのコラボで和菓子と宇宙のワークショップ

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入社前後に少しだけ関わった千葉のオープンイノベーション拠点がついにオープン

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引き続き母校のメディアの取材では初めての桂キャンバスでお話を聞いたり工事現場だったり

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自社サービス改善のための社内ディレクター向けワークショップ

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福岡の移住イベントにオンラインから参加

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年に一度の合宿は台湾でフィールドリサーチ!

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会社のビジョンや方向性を決めるリーダー合宿は夏の小田原で

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東京からの移住転職者を増やしたい!と決起して企画したイベント

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京都の同業の仲間たちとまさかのテーマ曲のレコーディングまで!

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今年の夏はこのイベントの準備に明け暮れました

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サイドプロジェクトのHangoutミーティングはいつもの鴨川から参加

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ADTech じゃなくって、家電の祭典CEATECの見学に

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引き続き岡山では120年の歴史ある帆布工場に取材

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たまにはWebっぽい仕事も。サイトのワイヤーフレームを書く同僚を応援(するだけ)

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滋賀県にて打ち合わせ先に向かうひとコマ

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小2の時に買ったファミコン本体がワークショップの小道具として陽の目を見るなんて

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大阪でのハッカソンの取材。イベントや取材が多いのでとうとうカメラを買ってしまいました

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山間のサザエさんみたいなお家にこもって事業計画づくり

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手書き地図推進委員会としての活動ではワークショップのファシリテーター&制作ディレクションを

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開発パートナー探しで一泊した鎌倉からのプチエクストリーム出社

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友人の町家オフィスづくりのお手伝い(の後)。これは仕事ではありませんがいづれ公私ともにつながってくるのがキョート。



"Webディレクター”であり続けてみるには

さて、ここからは真面目な話です。

あらためて振り返ってみると、Web ディレクターなのに、ウェブっぽいことをあまりやって来なかった1年2ヶ月でした。インターネットが大好きすぎてライブドアで働いていた過去の自分が見たら「何やってんの?」という活動内容。

こうなってしまうとWebディレクターではない何か(「プロデューサー」とか「イベントオーガナイザー」とか)にジョブチェンジしてしまったかのようにも見えるのですが、、それでも僕は以下の理由で「Webディレクター」だと言い続けたいと思っています。

1."Web"ディレクションにこだわるとWeb ディレクターが続かない


気がつけばWebディレクター10年選手。だからこそ「Webディレクションなんでもやります」という姿勢は自分の仕事をつまらなくする危険をはらんでいます。品質の面でもディレクションという仕事の基礎の部分は集中力とコミュニケーション精度に左右されますから、「仕事つまらない」と言いながら新鮮味のない仕事をお金だけのためにいやいやするくらいなら、当人なりに新しいモチベーションを感じられるプロジェクトに付くべきです。(なければ自分でプロデュースする)

2.今どきWebを使わないプロジェクトはないので寂しくはならない


これはここ数年の変化で大きなところ。今やどんなビジネス、プロジェクトを興して動かすにもWeb制作やWebマーケティングの知識やスキル、肌感覚(これ大事)が必要になりますから、どうしたって僕たちの好きなWebには関わることはできるんです。

3.Webのディレクションができれば、どんな分野にでもチャレンジできる!


これはロフトワークというカルチャーの中でやってみて結果的にわかったことですが、Webの企画やディレクション、もっと言うとプロジェクトマネジメントをするスキルや経験があれば異分野のディレクションもゼロからのチャレンジにはなりません。そもそもWebだってデザイナーやエンジニアの実技がなければ何も成し遂げられないのがディレクター。だったらそれぞれの分野のクリエイター・スペシャリストと上手くタッグが組めればあとの役割はそう大きく変わりません。



ということで、僕の場合はWebサービス開発、Webメディアの運用には今でも情熱がありますが、Web制作のためのWebディレクションに時間を費やすよりは今は、新しい分野のディレクションを楽しもうと思っています。

Web ディレクター職はクリエイター職と違って、参入障壁が低い上にそのスキルは可視化しにくい職種です。一方でこの業界もそこそこ年を取ってきて、ステレオタイプのWeb制作案件であればワークフローやツールが整備されてディレクターの価値は相対的に下がってくるかもしれません。

僕は自分が「おもしろがれる」方向に動いた結果、結果的にWeb制作が主になるプロジェクトがなくなっていましたが、Webディレクターだからこそ、それなりに価値を出せていると信じています。

心配しなくても私たちの大好きなWebとインターネットはどこのプロジェクトに行ってもありました。



Web ディレクターにとってのプロデュースとは

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ありがたいことに、いくつかのご縁があってこのようなイベントにWebディレクターとして呼んでいただくことになりました。

クリエイティブビジネスフォーラム 日本ディレクション協会関西支部×メビック扇町「これからのクリエイターに必要なプロデュース力」|メビック扇町
http://www.mebic.com/event/4839.htmll

テーマは「これからのクリエイターに必要なプロデュース力」
(前略)関西を中心に活動する各界のプロデューサーとの意見交換を行い、関西のディレクター・プロデューサーにとって必要な「プロデュース力」とは何かを一緒に考えたいと思います。

僕はプロデュースとは、ある程度までのキャリアを積んだWebディレクターがこの先もポジティブにWebディレクターでいるための大切なアクションのひとつであると考えます。

プロデューサーという肩書きとプロデュースと言う行為は似て非なるもの。プロデュースは細部にも宿りますのでプロジェクト、もっと言うとお金の大小では図れないのではないでしょうか。

前の前に勤めていた会社では「Webプロデュースグループ(のちに部)」というチームを任されていました。CRMのソリューションを提供する会社内のいちチームだったため、最初は制作力という意味では関西の名だたるWeb制作会社に及ぶべくもありませんでした。

それでも、このとき長くお付き合いいただいたクライアントは、CRMというこれから主流になるだろうと言われていた領域のプロフェッショナルとして私たちを信頼または期待していただいた上で、まだ実績の少ない僕たちをチームメンバーとして認めていただき、一緒にWebのことを考えてくれました。そんな恵まれたクライアントと一緒にチームも大きく成長できました。

自社事業であれ、クライアントワークであれ、自分がプロジェクトを楽しめるかどうかは「共創の意識」の有無であるとわかってきました。発注側に共創の意識がないプロジェクトは下請け的な構造に、受注側に共創の意識が足りないプロジェクトは作品(ポートフォリオ)制作またはコンサル的な構造に。こうなるとプロデュースの余地はあまりありません。(そういうプロジェクトが良くないというわけではなく、自分には向いていないという意味です)

クライアントワークであれば発注者とできるだけ近い目線で考える、自社事業であれば部署間の遠慮や社内政治を排除してできうることを考える、そういうコンディションであれば、プロジェクトのゴールに近づくために・達成するために、Webディレクターが提案する・ディレクションする領域は(事業ドメインで制限されていない限りは)結果的に広がっていくことになるはずです。

最初に提示された要件を盲目的に順守することはなく、いろいろな既成概念も疑いながら、何だって提案してやってみること、そうやってプロジェクトを絶えず進化させていく推進力がプロデュース力なのではないでしょうか。

僕の場合「楽しめる」プロジェクトとは「共創」があるプロジェクトでした。そしてそういうプロジェクトを与えられるのを待つのではなく自分たちで作り出していくためにプロデュース力を必要としています。

受託制作に興味がなくなったWebディレクターがロフトワークにJOINした理由 |2013 |株式会社ロフトワーク
http://www.loftwork.jp/column/2013/20131220_moriuti.aspx

Webディレクション不要論 〜はぐれディレクター旅情派
http://blog.livedoor.jp/ldmoriuchi/archives/7232989.html



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