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おおよそ社会人ぽい生活はしていないと思われるマンガ家の友人から早朝にこんなLINEメッセージが届きました。

彼の隣の部屋に住むの外国人が重度のラーメンブロガーで、先日京都に遠征にやってきていたらしいのです。
その名も「Ramen Adventures.com」
http://www.ramenadventures.com/
気合いの独自ドメイン。
3日と空けずに更新している!
さしずめ、ラオタのこのブロガーにとって
ジャパンはでっかい宝島 そうさ今こそアドベンチャー
なんでしょう。奥が深い。
そんな彼の京都遠征の2エントリーと、ラーメンブロガー必見のネイティブのラーメン表現をみてみましょう。
Step outside Kyoto Station, turn right on Shiokoji Dori, and walk until you smell the ramen.
彼が訪れたのは京都駅すぐ側の"たかばし"というエリアにある「新福菜館」と「第一旭」。「ラーメンの香りがするまでまっすぐ歩いてね」って表現いいですね。この道案内そのまま暗記しようw
まずは、新福菜館の一杯の表現。

http://www.ramenadventures.com/2013/12/shinpukku-saikan-in-kyoto.html
The shoyu ramen is dark and tastes of well brewed soy sauce. Not a lot of salty impact, but plenty of hearty aftertaste. As simple as it gets, this is old school ramen at its best.
I wasn't hungry enough, but the fried rice looked positively fantastic. Someone let me know how it is!
彼の中の静かな興奮が伝わるシンプルだけど熱い描写。
もう10年くらい、ブログなりソーシャルメディアでラーメン(つけ麺)を表現しているし、たくさん読んでいるわけですが、英語もいいなあと思いました。凡百の日本語の表現よりも、その佇まいが脳裏に浮かぶし、匂いや味、温かさまでも再現されます。
そして、もちろんお隣の 第一旭にも訪問。

深夜・早朝も営業しているので仕事や観光のついでの愉しみとして、恒例のように訪れるファンも多い老舗です。
http://www.ramenadventures.com/2013/12/daiichi-asahi-in-kyoto.html
The basic bowl of chukasoba at Daiichi Asahi comes with mounds of tasty chashu and a sprinkling of green onions . Nothing shocking, just a classic bowl. Over 50 years of history here, and the customer base shows it. Old-timers enjoying what they know and love sitting next to tourists like me , waiting for our bullet train back to Tokyo.
最後の1文はラーメンだけでなく地元にも親しまれるこのお店のカルチャーもうまく表現していますよね。本当にここのラーメンと京都を好きになってくれたようですごく嬉しい。できれば小ライス(with お新香)も楽しんでほしかったなあ。
さて、その他の表現もいくつかピックアップ。
Well, for these next couple bowls, you can blame my job.
ラーメンの単位は日本のブロガーの間でも揺れていますがが、やっぱり「丼」なのかなあ。しかし、"you"って誰だよw それくらいたかばしの2杯は良かったらしいw
Both command a line during rush hours.
行列の表現。シンブルだ。
I guess my 3pm bowl was eaten at magic hour. Just an hour later, at 4:00, there was a line of 15 people outside. 15 smart people.
たまたま空いていただけなのに、なんかすごい奇跡が起こったみたいだw
Kyoto continues to surprise me the more I visit. I spent less than two hours there, just enough time to crush a couple bowls and buy a new jacket, and spent the rest of my bullet train home in a blissful ramen-induced food coma.
Even though I didn't see one temple or world heritage site, it was a great day.
よく考えるとこのお兄さん、英語の表現であやうく騙されそうになるけど、紅葉の京都にはじめて立ち寄ったのに一切の観光もせずに、ラーメンの連食だけしてそそくさと立ち去るなんてよっぽどの変人じゃないかw(褒め言葉)
っていうか、新福菜館で the fried rice (チャーハン)も食べてるし貪欲すぎる。
ということで、このBrianさん、基本トーキョーに住んでて凄い勢いでいろんなお店に行っているみたいなので、リアルな英語とリアルなラーメンの勉強のためにフォローしてみようと思います。
そして彼とラーメントークをするためにもっと英会話の勉強も頑張ろうと思ったのでありました。
◆追記:
Brian は週プレで連載を持つくらい有名なラーメンフリークらしいです!しらなんだ!
本職は英語教師なのか!ぜひマンツーマンで教えてほしいものです。(どっちを?)
▼クラシカルな京都ラーメン10選! | ロケタッチガイド
http://tou.ch/guide/11/