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ざっくり言うと・・・
川柳形式をとったCGMは
  • ゆるくて奥ゆかしい
  • CGMとは無縁のユーザーが参加しやすい
  • マンネリ前提なので長続きして職人という名のファンがつきやすい
かもしれない


MSN産経ニュースの独自投稿機能「川柳を書く」がネットの好事家の間でにわかに注目を集めています。

産経ニュースに新しくついた「川柳を書く」機能がファンキーすぎる件について - トピックス | nanapi [ナナピ]
http://nanapi.jp/topics/267

【お知らせ】「MSN産経川柳倶楽部」はじめました! - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130319/art13031918590004-n1.htm

僕も半月ほど前にニュース記事の中でひときわ異彩を放つ(けどほとんど話題になっていない)この機能を見つけて、ブログにでも書こうと思っていたところのnanapiの記事でした。
nanapiの記事での「ファンキーすぎる」という表現はさすがの絶妙なニュアンスですね。「斜め上すぎる!」「クリエイティブだ!」の中間くらいでしょうか^^



5年半続いている川柳投稿サイト

ところで、今年3月から始まったMSN産経ニュースの川柳ボタンですが、実は2007年からずっーと続いている川柳の投稿サイトがあるのをご存知でしょうか?

no title
エコキブン川柳
http://club.panasonic.jp/community/senryu/

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▲投稿フォーム、可愛い好きな台紙が選べます

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▲縦書きで確認できますがFlashなところに2007年を感じます

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▲即時反映されないあたりも2007年の空気を感じます

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▲4月は18日の時点で30作品ほどが公開されていました
http://club.panasonic.jp/blogs/ecosenryu/

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▲サイト開始当初に僕が投稿した川柳です!

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▲「川柳の達人」が審査員!

実際に自分で投稿するには無料の会員IDを取得してログインする必要がありますが、一般参加者の投稿や毎月運営側が選定している「月間エコ大賞」を見ることができます

・・・という感じで、会員読者が投稿した川柳を月イチで審査してプレゼント付きで表彰するコンテンツが5年以上もひっそりと続いておりまして、、これくらい定着していると「ファンキー」というよりは「ブルージー」という味わいかもしれませんね。


川柳型CGMの可能性

さて、現存最古かもしれない「川柳型CGM」を味わった上で、このブログではもうちょっと真面目にCGMにおける「川柳」について考えてみたいと思います。ネットメディアでユーザーが詠んだ川柳をコンテンツとすることのメリットとは何でしょう?

ひとつはなんと言ってもゆるくて奥ゆかしい独特の空気感。スレッド式、ツリー式のコメント欄のように個々の投稿が適度な距離感を持っているので論争や口論はほとんどおきません。5・7・5の文字制限の中では自分の気持ちを伝えるだけでも技術とセンスが必要ですから。

2つめは川柳という伝統文化のフォーマットをとることで年齢層の高いユーザー層の参加が期待できます。普段はネットでの投稿には縁が少なそうな、でも確実にネット人口としては無視できないユーザーの方々がちょっと勇気を出して参加したくなる魔法のフォーマット。

3つめは飽きの来ない奥深さと「職人」と呼ばれるコアユーザーの存在。江戸時代より嗜まれている川柳なら永遠のマンネリズムも文化のうちなのでオワコンは言わせない。また、第一生命の「サラリーマン川柳」お〜いお茶(伊藤園)の俳句大賞を思い出してください。幅広い年代に職人と呼ばれるスーパーコアユーザーを養成できることは、目移りが激しくユーザーを此処に留めておくことが困難なネットメディアにとっては福音に成り得るのではないでしょうか。


メディアの世界観とオリジナルアクション

BLOGOSの「支持するボタン」や、ネタりかの「気持ちボタン」のようなそのメディアの世界観の中だけで成り立つアクションボタンっていいですよね。(他にファンキ、、もとい興味深い独自ボタンをおいているメディアがあったら教えてください!)

大半のネットメディアがあまり深く考えずに、コンテンツの価値(≒PV)を増幅してくれる外部サービスのプラグインに頼りがちな今、これらのメディア独自実装の"ボタン"は、それだけでメディアの気概の表れであり来るべきポストPV時代には、ユニークな資産となる可能性を秘めています。


・・・なーんて以上、川柳投稿について最大限大袈裟に書いてみました!



おまけ

こんなサイトも昔からあるようです

川柳人 - みんなで川柳を投稿しよう!
http://www.senryunin.com/
2009年から

俳句・川柳 うたまっぷ
http://haiku.utamap.com/
スタート年不明

MSN産経ニュースの川柳ですが、nanapiの記事でネット民に知られたことでどんどんお試しされているようです^^




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