僕が1年前にiPhone3GSを手に入れた時ですら
今さら感を感じていたものですが、
今でもなおiPhoneユーザーは増加しつつあります。

そしてよく見かけるのがtwitterとお天気と路線とグルメと
あとはゲームを少々くらいで使っている人たち。
自分でも「ぜんぜんつかいこなせていないんですよねー」
と言っていながらそこどまりなんですね。

確かにそれ以上いろいろゴニョゴニョするのは普通の人にはハードルが高いんだろうなー
とは思うのですが、一方で「その先の便利さ」が使ってみるまで実感できないんだろうなー
と思ったり。

でもそれって、iPhoneを持つ前・後に近いものだと思います。
周りの人が「これはすごい便利だよ」というのを聞いていても
実際使ってみるまではまさかここまで便利だとは思っていなかったものです。
多分、タブンですが今から説明することもそれと同じで
一度設定して生活(仕事)の中に組み込むとその便利さ、
生活(仕事)スタイルが「一段上に行ったこと」がわかるんじゃないでしょうか。

・・・ということで、、 僕の身の回りはWeb・出版業界を中心としてメール・パソコンが
仕事の中心となっている人たちが多いのですが
この記事ではそんな仲間たちにに向けて表題どおり
お仕事を便利に効率よくするアプリやツールの設定と活用法をまとめてみたいと思います。

ちなみによくある定番アプリ検索はこのへんから探してください。
アプリ探しもその人の趣向や用途によって玉石混淆なので疲れますよねー。

「iPhone+おすすめアプリ」の検索結果
「iPhone+定番アプリ」の検索結果

 



スケジュールを管理する

C   Calendar(標準アプリ)

標準アプリでも、
Mac・iPad・Googleカレンダーと同期ができます。
分刻みのスケジュールを管理したいという感じでなければこれでも十分。
標準アプリで物足りなくてそれ以上の使い勝手的な物を望まれる方は
Googleカレンダー連動の別アプリを試していただくということで。
筆者はコレで十分でした。
設定の方法はこの辺をご参考に。
GoogleなんだけどGmailではなくExchangeアカウントで追加するのがポイント。
また、日本の休日設定などGoogleカレンダー上の別のカレンダーも同期させるためには
もう一手間掛ける必要があります。

【超カンタン】iPhone標準カレンダーとGoogleカレンダーを同期させる方法 | たつ人

複数のGoogleカレンダーをiCalとiPhoneとで同期するの巻 - mkb




(仕事の)メールを読む

M  Gmail(Webサービス)

はい、おなじみのただのGmailです。
仕事で通常PCで受けている量多め、添付ファイル多めの
メールアカウントは、標準のメールや
ibismailなどのメーラーアプリで受信するよりも
WebのGmailをPOP3受信ツールとして活用するのが超絶オススメです。

  • ローカルにダウンロードしないので転送量が少ない
  • メールからのリンクを開くときにブラウザアプリ内で完結する
  • 標準メーラーでできない多彩なタグ付けやフィルタリングができる
  • 設定もろもろはPCブラウザからできる
  • 返信(というかfromヘッダ)は元のメアドになる
この辺りはガラケーのGmailを愛用していた人ならすぐわかるんですが
GmailはモバイルWeb用のインタフェースも相当便利です。
設定はPCブラウザのGmailで

設定>アカウントとインポート>POP3 を使用したメッセージの確認:

から。あくまでPCのメーラーのサブ的に使う場合が多いと思うので
「受信したメッセージのコピーをサーバーに残す」には
チェックを入れておけば後からPCメーラーからの取得できます。

もっと詳しくはこのへんを
Gmailで別アカウントのメールをPOP3で受信する - Disgarapagos Paradox

メールほどの超基本アプリがsafariの中の1ウインドウ内に存在するというのが
イマイチしっくりこないというのであれば
safari以外のブラウザアプリをGmail専用にするというのも
タスク割り当て的には良いかもしれません。

Opera Mini
Nightglow web browser 2.0
iLunascape



文章を書く

S Simplenote(iPhone/iPad)

その名のとおりただのシンプルなテキストエディタですが、
WebサービスのSimplenoteのアカウントと紐付けることで
Web上で同期バックアップしてくれるようになります。

http://simplenoteapp.com/

また、MacのJustnoteというエディタアプリも
SimplenoteのWebと同期をするため設定をすれば
複数のiPhone・iPad・Mac上のテキストを
常に同期させておくことができるわけです。

http://selfcoded.com/justnotes/

また、Webサービスのsimplenote.comでもエディタ機能はあるので
まったく手ぶらでも出先でネットに繋がったPCがあれば
データの参照・編集が可能です。

具体的には筆者の利用法ですが
一人ブレストとか長めのブログ記事などの執筆作業をする際に
その場所を全く選ばなくなります。
その場に合ったデバイスでとにかくカキカキ。
移動中の電車ではiPhoneで
お気に入りのカフェではiPadで
断片的にコトバを積み上げておいて
最後は会社のPCに向かって仕上げるとか。
いちいち手帳のメモを探して見返したりとかそういうのがなくなりました。

もちろん、同じ用途ではEvernoteもとっても便利ですが
Evernoteではなんでもできてしまうので
まとまった文字量のテキストを手軽に書き綴るという点では
こちらのsimplenoteで使い分けています。
(EvernoteについてのウンチクはWeb上に溢れているので調べてみてください)

 


ファイル管理・データを見る

G  SugarSync(iPhone/iPad)

この用途では他にもいろいろサービスがあって
Dropboxの方がシェアではややメジャーでしょう。
でも筆者はアイコンが鳥でかわいいのでこちらを使っています。

https://www.sugarsync.com/locale/jp/index.html

具体的な使い方や機能は下記のリンク先にお任せするとして
具体的にどういうシーンで役に立つのかをいくつか挙げてみますね。

  • 会社以外のパソコンで仕事をすることが多い
    →複数(5台まで)のPC間で指定して
    フォルダ以下のファイルは常に同期してくれます
  • 出先でファイルの中身を確認したい
    →iPhone、iPadからファイルを見ることができます。
    MSOfficeのファイルも大体は見れます
  • 同期処理をするのを忘れるので結局がっかりするのでは?
    →常駐クライアントをインストールしているのでファイルに変更があるたびに
    同期してくれるので意識する必要はほとんどないです
  • 複数のPCから編集する不安なのでバージョン管理もある程度はしたい
    →バージョン管理あります。また元PCごとに指定して
    ファイルを開くこともできます

ということでまずはiPhoneとか関係なく、
自由な感じのワークスタイルの人には常にオススメです。
そして、iPhoneでは難しいですがiPadであれば
そのまま同期ファイル内のPDFやppt、keynoteなどのドキュメントや画像を、
複数人で見ることができますので午前中に作成していた提案書(まだ完成していない)を
午後の打ち合わせで急遽ちょっと見せたくなった
なんてときも事前準備なくiPadから呼び出すことができちゃいます。

Dropbox内蔵の高機能オンラインストレージ”SugarSync”の使い方
オンラインストレージ、DropBoxとSugarSyncはどちらを選ぶべきか - デジタル - 日経トレンディネット


R   GoodReader(iPhone、iPad)

そんな感じでiPhone、iPadから割と自在に呼び出せるようになったファイルですが、
SugarSyncやDropbox単体では開けたり開けなかったりします。
そんなとき組み合わせて使うのがGoodReaderです。
GoodReaderがインストールされているとファイルを開こうとした際に
「GoodReaderで開く(Open with GoodReader)」
というメニューが選択できるので、
これでファイルがGoodReaderにコピーされてGoodReaderで開いてみることができます。

先程は打ち合わせ中に急遽ファイルを閲覧したくなった例を挙げましたが
前もって利用することが分かっているファイルたちはGoodReaderの
ファイルシステムの方に保存しておけば当然ローカルなのでサクサク開くことができます。

GoodReaderはiPhone定番アプリとしてよく紹介されていますが、
最初にこれだけインストールしても人によっては(自炊してマンガ読む人とか以外は)
あまりピンと来ないアプリだったりするんですが
他アプリを活用するための組み合わせとしていずれ必須になるものです。
(例えばiPhoneやIPadでgmailからzipファイルをダウンロードしたとき、GoodReaderで受けて解凍することができます)

GoodReader v2.4: 誰もが認めるPDFリーダー王者を徹底解剖。Goodreader解体新書。473
[iPad] GoodReader for iPad: iPad必携アプリの一つ。ファイルのダウンロード&管理&閲覧に重宝!1262



印刷する

N   netprint(iPhone)

最後にどれだけデジタル化されたと言っても仕事をする上では
まだまだ必要な行為がプリントアウト。
とは言え遊牧民ワーカー的には資料印刷のために、
普段行かない会社に顔を出したり
時間の読めないキンコーズまでわざわざ行って出力するなんていう拘束はされたくない!
そんな僕たちの強い味方が全国のセブンイレブンで
指定したファイルの印刷ができる「ネットプリント」サービスです。

http://www.printing.ne.jp/
http://www.sej.co.jp/services/print_online.html
http://itunes.apple.com/jp/app/netprint/id372351201

できることは、

  1. PCからファイルをアップロードする
  2. 発行された印刷番号を記録(メモ)する
  3. 近くのセブンイレブンに行く
  4. 印刷番号を入力する
  5. お金を入れて部数・カラー・サイズを決めて出力する

こんなお手軽さで費用は出力の実費のみ!
筆者は転職活動時には履歴書・職務経歴書を常に
ネットプリントに上がっている状態にして必要なときに
セブンイレブンから取り出していました。

さて、ネットプリントのiPhoneアプリでできることですが
上記2の部分印刷番号をメモやメールで送信などしなくても
常にiPhoneから確認できるようになります。
また、(やったことないけど)iPhoneの写真アプリにある画像を
直接アップロードできるので、
記念写真をその場でコンビニでデジカメプリントするとかはいいかも。
別にアップロードした本人がセブンイレブンに良く必要はないので、
子供の写真をアップロードして印刷番号を田舎の両親にメールや電話で伝えるとか
いいんじゃないでしょうか。

 


Webページを◯◯する

■ブックマークレット各種(iPhone/iPad)

最後に、仕事利用とは限りませんが、見ているサイト・ページを記録したり、
あとで読むリストに入れたり、つぶやいたり、RSSリーダーに登録したり。
他にはHTMLソースを確認したりはてブのコメントを確認したり。

インターネットツールとしてのiPhone・iPadの優れているところは
PC・Mac用と「ほぼ同じ」挙動が期待できるブラウザ(Safari)を搭載していることです。
特にガラケーブラウザと比べてJavascript・Cookieについては
ほぼ変わりない動きをするため各種Bookmarkletが利用できますし、
なければごにょごにょっと作ることも難しくありません。

● iPhone/iPad のsafariへbookmarklet登録方法

  1. このページにiPhone/iPad のsafariでアクセスする
  2. それぞれのテキスボックス内の"javascript〜"から始まる文字列をコピーする(テキストボックスをタップ→キーボード表示→テキストボックス内長押し→全選択→コピー)
  3. 「+」をタップして「ブックマークに追加」。いったんはこのページをブックマークするしかありません。
  4. ブックマークに追加後、「+」の右のブックマークボタンをタップ。「編集」をタップして先程登録したブックマークを上書き編集。今度はタイトルもURLも編集できるので、タイトル→任意、URL→さっきコピペした文字列、を入力して保存。

という感じで実に面倒です。そこで、こんなbookmarklet登録ツールもありますのでごご活用ください。ただ、それほど楽にはならないですが・・(当ページでは「リンク」文字部分のURLが展開されます)

iPhoneでブックマークレットを簡単に登録できるようにするブックマークレット

 

●twitterに このページのtitleとURLをつぶやく
リンク

●deliciousにブックマーク追加
リンク

●GoodreaderでこのURLをダウンロード
リンク

●ReaItLaterにこのページを追加
リンク

●GoogleReaderにこのページのRSSを登録
リンク

●はてなブックマークを表示
リンク

●このページのHTMLソースを表示
リンク

特にiPadでは現時点(2010年9月)ではマルチタスクが実装されていないので、
専用アプリはあってもSafari上で完結させることは生産性や快適度に大きく差が出ます。

ちなみに、Webサービスを使っていることは前提となります。
どれもスタンダードで便利なので使ったことない方はぜひ。




 

以上、怒涛の長文でお伝えしましたが
中身は中級以上のiPhoneユーザーから見ると
非常にポピュラーで当たり前のことばかりです。
ただ、率直に言ってまだまだ万人に使いこなせる(馴染む)ものではないとも思います。

いくらiPhoneのUIが直感的だからと言っても
このへんの設定や理屈を理解して使いこなすのはまだ人を選ぶので
サービスの設計・提供側がもっともっと頑張らないと
広い意味での普遍化は難しいだろうと思っています。
(そこが現在明らかになりつつある第2のデジタルデバイドですね)

でも、でもですね、
このあたりの設定やツールを理解して日常の仕事に組み込めることができた人は
今後も続々と出てくる先進的なWebサービスを誰よりも先に楽しむことができるはずです。
だから、サービスの企画・提供側でもあったりする筆者としては
(せっかく高いiPhoneを買ったんだから)新しいライフスタイル・ワークスタイルに
できるだけ多くの皆さんに挑戦して欲しいとは思うわけです。

そして、もっと言ってしまうと世の中のワークスタイルが変われば
労働社会の価値観も変わるんじゃないかと思っています。
会社に出勤することの意味自体希薄になったり
サービス残業という概念そのものがなくなったり
社内政治がうまい人が出世・得をするする評価制度だったり。

ちょっと大げさな話に飛躍しましたがとりあえず皆さま、
せっかく買った便利なデバイスですので
iPhone/iPadをを暇つぶし以上に活用していただければ幸いです。

 

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