今回ブログを新たに作るにあたってTypePadを採用しました。
(注:その後12月にlivedoorブログに移転しました)

今までならレンタルサーバーにMovabletype(以下MT)をインストールして
プラグインやデザインをカスタマイズして・・・
というのを楽しみながらやってたものなのですが、

  • とっとと始めたい
  • デバイスも豊富になった今デザインとかもう凝らなくてもいいんじゃない
  • マジメなblogなんだから中身、中身
ということでASPサービスを。
そしてなんとなくややマイナーなものを、
facebookとか海外のサービスと連携したいなー
なんて思ってTypePadにしました。

もうひとつ、今回自前インストールはしないけど
MTには本当にお世話になったので
同じアーキテクチャーを使っている(という)
Sixapartさんのサービスを使っておきたかったんです。

 

ということでお仕事に関するMTの思い出になります。

今から5年ほど前、僕が転職した会社は
法人向けにWeb系ASPを販売を事業基盤としながらも
ある程度のWebシステムの受託開発とごくわずかなWebサイトの受託制作をやっていました。
デザイナーが4人。ディレクターやプランナーはゼロ。

そんな部隊が幾多の専業Web制作会社と比べられながら
少しずつ大きな仕事を勝ち取って
あんまりのんびりせずにチャカチャカと実績を重ねていく
初期段階でおおいに活用させてもらったのが
MTをカスタマイズしたなんちゃってCMSでした。

用件にあわせてスクラッチor半スクラッチで作るシステムと比べて
コスト・スピードメリットはもちろん、
変なバグも少なく安定していて(あってもすぐ修正されるし、弁明もしやすい)
何よりも管理画面がついているので
いかに腰の重い開発部隊(javaの会社だったのでperl派の自分にはあわず・・)の手を借りず
顧客満足がよいものを制作部隊だけでつくるかということに
いつの間にかチームマネージャになっていた僕は喜びを感じていたものです。

なによりも僕はデザイナ上がりではなく
SE上がりのディレクターでしたから
設計は苦にならない。というか得意だということもわかってきて、
自分でPHPやPerlのスクリプトを自作して
ちょっと気の聞くCMSを
なかなかの安価と短納期でせこせこ作っていました。

安価といっても利益も十分にありました。
なぜなら人日/工数ベースではなくあくまで
市場価値ベースで見積もりを出していたからです。

MTでできることを把握して
PHPのスクリプトやAjax(死語!?)のライブラリを
組み合わせてひとつのアプリケーション、
そういう発想ができて実現を保証してそれを提案できるということ
クライアントの要望を租借してサイト設計・UI設計すること
企画・設計・実装を一気にひとりでやっているので
人日なんて全然かかってないんです。

もちろん同時期に世の中には
僕以上に卓越したMTの活用されている方々の事例もたくさんありました。
ただ、幸せにも割と個人や小さい制作会社の方も多く、
反面僕のチームはデザイナーがメキメキと成長していた時期と
会社の知名度が上がってきてふと大きなクライアントの直請け案件が
増えてきていた時期でもあり少なくとも自分の周りでは十分に優位性はありました。

MTの管理画面をマスター登録システム的に使って
xmlファイルを書き出してそれをもとにFlashでごにょごにょするとか、
namazuと合わせてなんちゃって検索サイトにするとか、
カスタムフィールド機能がMT4.2で実装されて
CMS利用の敷居が下がる前からいい意味で「遊ばせて」もらったものです。

そういうことで僕たちの制作チームが
「設計」という形で価値を打ち出して費用をいただけるようになったのは
MTの活用がひとつのきっかえとしては大きかったように振り返ります。

ここでひとつノート。

“「人日/工数」換算ではない閃きや発想と組み立て能力の価値を認めてもらおう”

そういえば、MT活用事例が溜まってくると
社内の営業連中たちが「開発案件にしなくてもシステムがつくれる」
と嗅ぎ付けてやたら相談が増えたのは誤算でしたが
この話「営業vs制作はケンカして強くなる」は次の機会に・・・


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